オリジナルプランにてドローンの出張講習を行いました。

ドローン個人講習

個人の方から「これからドローンの仕事がしたいので、出張講習をお願いできますか?」との問い合わせがありました。

団体での講習は多々お受けすることがありますが、個人レッスン的なものは稀です。しかし、マンツーマン指導するという意味では、とても充実したものになりました。

オリジナルプラン 概要

2日間に渡る出張でのオーダーメイドプラン。事前に依頼者様とご相談させていただいた結果、講習内容は以下の通りに決定しました。

講習内容 ドローン操縦技能および安全管理講習
3次元データを作るための必要な知識や操作方法の養成

座学

座学では、無人航空機の運航に係る十分な安全と法律の知識を学んでいただき、飛行業務の安全管理・運用体制に従事する管理者として成り立つようご指導しました。

内容は以下の通りとなります。

ドローンに関する法律全般 航空法/電波法/道路交通法/民法/個人情報保護法/その他法律
ドローンの構造 構造/飛行制御技術/GPS/通信
運用 安全確保/禁止事項/操縦時の注意点/操縦方法/運用時の確認事項/リチウムポリマーバッテリの取扱/事故発生時の対応方法/フェールセーフ設定

実技

実技では、安全に飛行させるための日常点検、整備や確認などから、安定した飛行技術から自動航行の設定および飛行、またトラブル時の対処法などを Phantom 4(ファントム 4)を使ってご指導しました。

 
主な実技内容は以下の通りです。

phantom4

整備・点検 日常点検方法/整備/飛行前確認
手動操縦 安定した離陸、着陸、空中操作ができること

  1. 垂直離着陸 低高度  目視:機体後方
  2. ホバリング 目視:機体後方
  3. 水平移動(前後左右)目視:機体後方
  4. 垂直離着陸 高度から実施
  5. 可視範囲での遠方飛行
  6. 緊急時の操作

1~3は、GPS援用と、GPSなしの両方で実施
1~6の復習(操縦技術の向上、不得意実技の練習)
実技検定の練習

自動航行 自動航行の設定方法/自動航行による飛行/トラブル発生時の操作介入

3次元測量コース

3次元測量では、以下の手順で行いました。

アプリの説明 DJI GS PRO、Pix4Dcapture、Mission、Litchiで飛行プランを作る方法を解説
プラン作成 飛行プランを作成します
自動運行 DJI PHANTOM 4を自動航行させ写真撮影します
解析ソフト smfソフト(Pix4D)を使った処理方法を解説します
座標入力 座標の入力方法を解説します
データ出力 3次元モデルの出力

講習の様子~1日目

Phontom4

飛行前の準備&確認作業

講習1日目は基本操作からスタート。まずは飛行前の準備そして確認事項をご説明しました。

  • モバイル端末と送信機との接続
  • 送信機のアンテナについて
  • ジンバルクランプの取り外し方
  • プロペラの状態確認及び装着方法
  • 機体へのバッテリー装着方法
  • 電源の入れる手順について
  • コンパスのキャリブレーションについて

準備が終わり、いよいよ飛行開始です。今回、飛行に使用したアプリは「DJI GO4」です。

ここでは飛行する前にどこを確認するかをご説明します。DJI GO4 使い方の詳細は、別ページにて解説します。

 
確認すべき点は、画面左上部にある《すぐに離陸できます(GPS)》の部分をタップすると表示される画面です。

モニター上部をタップする

《機体ステータス一覧》を確認することが必須です。ここで機体に異常があると赤色で表示されますので、原因を解明をしてから飛行するようレクチャーしました。

また、日本での一般的な送信機はモード1 ということから、弊社でも《モード1》に設定しています。飛行させる時にモードを確認しておくことも重要です。

機体ステータス一覧

機体の異常
異常があると赤色で表示されます。安全にドローンを飛ばすためにも、原因を解明させましょう。
この時は、無線チャンネルに異常がみられました。

機体ステータスの確認が終わったら、スティックを逆ハの字にしてモーターを作動させます。右スティックを前方に倒し離陸です。

送信機の持ち方について

アプリの説明、そして送信機(プロポ)の操作方法をレクチャーして飛行開始しましたが。そこで目に止まったのが、依頼者様のプロポの持ち方。

依頼者様は左右のスティックを親指の腹で操作していました。時おりスティックをはじくような「ポンッ」という音も聞こえてきます。

スティックは、親指の先で上から押し付けるようなイメージな持ち方をすると、細かな操作がしやすいことをレクチャーしました。

手始めに白線上にカバンを置いて、前進させる訓練です。ドローンの操作方法はさほど難しくありません。ですがちょっとしたスティック操作で機体の方向が変わってしまいます。

ラダー 機体を回転させる エレベーター 機体を前後に移動させる
スロットル 機体を上昇&下降させる エルロン 機体を左右に移動させる

機体の後部が常に正面にくるようにカバンまで白線上を飛行させます。この時にラダー操作をしてしまうと、機体がずれてしまいます。

ドローンを前進させる

依頼者様は、ラダーが入りやすいようで、枝分かれするかのように、左右に機体が反れてしまっていました。ですが、何度も操作していくうちに段々とコツが掴めてきたようです。

自動航行する方法

基本操作を学んでいただき、次に自動航行する方法をレクチャーしました。

ここで使用したアプリは「DJI GS PRO」「Pix4Dcapture」「Litchi」です。これらのアプリも別ページにて詳細を解説します。

DJI GS Pro

モニターを使いながらアプリの使い方、そして3つのアプリの違いなどを学んでいただきました。

自動航行する Phantom4

設定した通りに自動航行するドローン。自動航行は測量などでよく使用されるので、ドローン講習を受ける機会に一緒に学んでおくと後々便利です。

講習の様子~2日目

フライトモード切り替え

2日目は強風の中での練習をレクチャーしました。GPS機能が作動している最中は、たとえスティックから指を離しても、その場でホバリングします。

ですがドローンを操縦するうえで重要なのは、GPSのない状態でいかに機体を安定飛行させるという点です。

そこで講習では《ATTIモード》でのホバリングをする訓練、そして慣れないうちは少しの風でも影響を受けることから操縦不能となる恐れもありますので、回避方法もレクチャーしました。

まずは送信機の左手の人差し指が当たる部分にフライトモードの切り替えスイッチがあるので、ATTIモードに設定します。

Pモード (標準モード) GPSやピジョンポジショニングセンサーなどが作動するので、安定した飛行が可能
Sモード (スピードモード) 障害物センサーがOFFになり、高速飛行が可能
A (ATTIモード) GPSなどのセンサーがOFFになり、手動で操縦

ATTIモードに設定すると、GPS機能やピジョンポジショニング機能がOFFになるので、風の影響を受けやすくなります。もし強風が吹いたら、あっという間に機体は流されてしまいます。

ATTIモードになると、スティックから指を離さずに飛行させる必要がでてきます。

ATTIモードでの飛行

2日目では、さまざまな飛行を習得するために、真四角になるよう4点および中心に1点、パイロンを配置しました。

1日目では機体が常に正面にくるように飛行させましたが、前後左右がそれぞれ正面に向いての飛行、斜め移動などをレクチャーしました。

後部が正面のときはプロポも操作しやすいのですが、それ以外ではスティックの動かし方が真逆になったりするので難易度は上がります。

ドローン飛行に大切なこと

パイロン

2日間の講習では、実技とともに上記にあげた座学も学んでいただきました。マンツーマン指導だからこそ、細やかな面まで質問を受け、また教え伝えることができました。

ですが、依頼者様はこれからが大変です。

ドローン飛行は、GPS機能やビジョンポジショニング機能が作動していれば、誰でも扱えることができます。ですが、それらの機能が働かない場面に遭遇することも十分に考えられます。

大切なことはGPS機能やビジョンポジショニング機能が作動していない状態で、的確に飛行させる技術です。

それには、まず第一に練習を継続させるという点があげられます。

ATTIモードでホバリングを保つ技術、機体が前後左右関係なく安定して飛行させる技術、トラブルが起きることを未然に防ぐ技術など、これは講習を受けたからといって会得できるものではありません。

GPSの機能不全が起これば、強風が吹くと、あっという間にドローンは流されてしまいます。そういった時に頭で考えていたら間に合わないといっても過言ではないでしょう。

継続は力なり―――。頭で考えるよりも、既に指先でスティックを操作しているという身体で覚えるという技術が最も大切です。

個人団体問わず出張も承ります

Phantom4

弊社では、個人講習も承ります。依頼者様がどのようなニーズを求めているかを事前にお聞きした上で、ご要望に沿った内容のカリキュラムにて講習いたします。

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