農薬散布ドローンの資格(認定証)取得について

農薬散布ドローンで畑仕事

日本の農業では、これまで農薬散布用無人ヘリが20年以上の歴史をもち、世界的にも高い評価を受けてきました。近年では、ドローンを活用した精密農業として新しいビジネスが注目されています。

八木まさる
農薬を散布するためにドローンが使えるって聞いたから欲しいのですが、ドローンって空撮というイメージしかないんだよなぁ…。
伊崎絢
農業をはじめとする産業用のドローンって、見る機会もないからイメージが湧きづらいのかもしれませんね。ドローン市場は急成長を遂げているので、ぜひ一緒に勉強しましょう♪
八木まさる
はい!色んな機体があってワクワクします!せっかく導入するなら性能の良いものが欲しいですよ。
伊崎絢
安いものではないからそう思いますよね。その前に農薬散布用ドローンには資格(認定証)が必要なんです。

まずは農水協が発行する「産業用マルチローターオペレーター技能認定証」について学んでいきましょう♪

農薬散布用ドローンには資格(認定証)があるってご存知ですか?

農林水産省では、安全かつ適切に空中から農薬を散布できるように、下記のようにドローン操縦士(オペレーター)への定義を定めています。

無人航空機(ヘリコプター・ドローン)を飛行させる者であって、一般社団法人農林水産航空協会(以下「農水協」という。)から安全かつ適正な空中散布等が実施できる技術や知識を有する旨の認定を受けた者

引用:農林水産省 空中散布等における無人航空機利用技術指導指針(27消安第4545号/平成27年12月3日)

農薬は、摂取量や使用方法によっては有害性を含みます。

農薬散布をするオペレーターは技術や知識を身に付けて、農水協から交付される「産業用マルチローターオペレーター技能認定証」を所得しなければいけません。
産業用マルチローターオペレーター技能認定証
産業用マルチローターオペレーター技能認定証は、各ドローンメーカーが販売している農薬散布用ドローンを機種別に取得する必要があります。

ご自身が使いたい機種の認定証は、指定の認定機関で取得可能です。

八木まさる
どうして認定証を取得しなければいけないんですか?
伊崎絢
人間また動物や植物など、全ての生態への安全を確保するためには大切なことなんです。
八木まさる
だから農薬をドローンで散布するには「農水協」が交付した「認定証」が必要なんですね!
伊崎絢
そうです♪個人で散布したい場合でも、産業用ヘリコプター・ドローン操作の教習所に通わなければなりませんよ。

もし教習所に通わずに散布したいなら、認定証を取得した業者さんに依頼するのが一般的なんです。

そもそも農水協とは?

農水協(農林水産航空協会)とは、航空機を使い農林水産業の発展を図ることを目的としています。

主な活動は以下の通りです。

  • 航空機(有人ヘリコプター及び産業用無人航空機等)による薬剤や肥料などの散布
  • 農林水産航空事業のにおける情報収集、提供、調査研究、新技術の発展
  • 農林水産航空事業の振興に関するさまざまな事業

1962年2月に、農林水産省(当時:農林省)から認可を受け「社団法人 農林水産航空協会」が発足されました。その後、2000年から2008年にかけて改正された公益法人制度に伴い、2012年4月には「一般社団法人 農林水産航空協会」として設立しました。

時期 経緯
1962年2月 社団法人 農林水産航空協会が発足
2000年~2008年 公益法人制度が改正される
2012年4月 一般社団法人 農林水産航空協会が設立

農林水産省では、無人航空機を利用するにあたって、安全を確保しながら適切かつ速やかに実施できるよう、関係機関の連携を指針しています。※無人航空機とは、ドローン(マルチコプター)、ラジコン機、農薬散布用ヘリコプター等。

そういった点を踏まえて農水協では、無人航空機の空中散布に関して技術や知識の教習、また資質向上への指導や助言、機種の製造業者から協力を得て必要な性能を有するかの試験や調査の実施、安全かつ適切に空中散布するために必要な情報及び資料の提供を行っています。

伊崎絢
日本における食への安全、自給率の向上、自然環境の保全に貢献すること。これが農水協の事業目的です。

農林水産業での航空機を利用した事業を推進することにより、安全そして効率化を図ると同時に、生産の安定性かつ向上を目指しています。

どこでも資格(認定証)が取れるというわけではない

日本全国、各地にドローンの操縦を育成するドローンスクールは点在しておりますが、その全ての施設で「産業用マルチローターオペレーター技能認定証」を交付してもらえる訳ではありません。この認定証は、農水協から承認を得た教習施設のみが発行しています。

しかも、「産業用マルチローターオペレーター技能認定証」は、各メーカー機種ごとに発行されるので、利用する機種の認定証を発行してくれる教習施設へ行く必要があります。

また、指定整備事業所も定められています。

農業分野で使う散布用ドローンは、新しい農機具として発展しつつありますが、撮影や測量に使うドローンと比較すると、まだまだ規制が多いといえます。

ですが高齢化や後継者不足、TPPによる規制緩和―――。さまざまな問題点がある中だからこそ、農業分野におけるドローンの活躍が期待されているのです。

安全に運用するためには、《オペレーターの育成》《機体の機能向上》《飛行の安定性》これらが最も大きな課題です。その課題をクリアしていくとともに、日本の産業が発展していくでしょう。

伊崎絢
「農薬散布の委託」「農薬散布用ドローンAGRAS MG-1の運用をお考えの方」農業用ドローンによるさまざまな疑問は、XD仙台ドローンスクールがお応えします。お気軽にお問い合わせください♪

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