ドローンは従来のヘリ、ラジコンとも違う、先端技術の方法による農薬散布です。

近年、ドローンの進化と法規制の飽和により、本格的に農薬散布に利用できるようになりました。ドローンは今後確実に、産業分野に大きな変化をもたらします。まずはドローン散布の特徴を知り、あなたの事業にお役立てください。

農薬散布専用ドローンとは?

ドローンにはさまざまな種類がありますが、近年各産業分野で活躍できるように専用に設計されたドローンが増えてきています。

農薬散布専用に設計されたドローンは、まさに農薬散布を目的とし、安全性や機能性、経済性などすべてにおいて特化した機体です。農水省が「農薬散布専用」として認定したドローンとして、従来の農薬散布に代わる最も新しい方法として注目されています。

しかしドローンの扱いは容易ではありません。農水省では、機体性能+操縦者の能力が確かだと認められた条件を満たしているものに対して利用許可を行っています。

AGARAS MG-1 とは?

AGARAS MG-1 は、農林水産航空協会が認定した農薬散布専用ドローンです。操縦には「産業用マルチローターオペレーター技能認定証」という免許の取得が必要になります。操作しやすい設計、安定性、コンパクトさ、メンテナンスの容易さなどが特徴です。

AGARAS MG-1 の主な特徴

A3フライトコントローラー搭載

農業に最適なアルゴリズム(問題解決へとなるプログラミングの基礎)によって、外部からの振動があっても安定した飛行を行うことが可能です。

また、このコントローラーには2つの気圧計そして2つのコンパスを装備しています。仮に1つのセンサーに不具合が生じたとしても、残りのセンサーが反応して飛行を維持させます。

レーダー認識機能を搭載

機体に備え付けられている噴霧タンクの前後および傾斜部、下部には、それぞれに高精度なマイクロ波レーダーが設置されています。

これら3箇所のレーダーが地形を認識。正確な高度情報を取得することになり、作物から一定の高度を保ちながら飛行させることができます。

噴霧方法には、前方噴霧、後方噴霧、全面噴霧とあり、横移動時には散布を停止するモードも搭載されていることから、目的に合わせた農薬散布を実現できるでしょう。

注意点日本向けの製品には今後搭載予定。(公式HP記載)

自律散布システムを搭載

効率的な飛行ルートの自動作成および編集が可能です。液体残量を自動的に計算して知らせる機能もあることから利便性は高いといえます。

注意点農林水産航空協会の承認を取得してから導入予定(公式HP記載)

長時間の作業に適した送信機

送信機に搭載されたモニターは、屋外でも見やすい5.5インチ/1080p のディスプレイです。また、作業効率を上げるために、MGインテリジェント・オペレーション・プラニング・システムが内臓されています。

送信機のバッテリーは、最大で約5時間。長時間の作業を実現させるシステムとなっています。

MG-1s 主なスペック

モデルAGRASMG-1
機体対角ホイールベース1,520mm
寸法1,471mm x 1,471mm x 482mm
(アームを広げた状態、プロペラ無し)
噴霧システム容量10L
標準搭載量10㎏
飛行総重量9.5㎏
(バッテリー無し)
標準離陸重量23.5㎏
ホバリング時間10min
(12,000mAhで離陸重量23.8kgの場合)
運用限界高度
(海抜)
2000m
送信機動作周波数2.400~2.483GHz
最大伝送距離1km
(障害物、干渉がない場合)
内蔵バッテリー6000 mAh,2S LiPo

ドローンと法規制について

ドローンの利用にはさまざまな法規制があります。航空法や道路交通法、農薬散布であれば農薬=劇薬となり危険物輸送や物件投下など。たとえ自分の農地であってもこれらは法規制の対象となるため、ドローンは簡単に利用許可の申請はできないのです。

農水省認定ドローンは操縦免許取得が必須です。そういった点から、機体の性能だけでなく、操縦者の知識や技術も確かなものでなければいけません。ですが、農薬散布専用ドローンと産業用マルチローターオペレーター技能認定証は、農業を発展させるために大切なものとなることは間違いありません。

ドローンを導入することは、敷居の高いイメージを持たれている人も多いとは思います。日本の食文化にも深い関わりを持つ農業を支えるためにも、ドローンは欠かせないものとなります。まずは一歩、踏み出してみませんか?エックス-D.ドローン仙台が丁寧に、また全力でサポートします。

よくある質問と答え

ドローン散布は従来方法とどう違うのですか?
ドローン散布は産業用無人ヘリに比べ小型で安価なのが特徴。
さらに自分たちで免許や機体を持っていれば適正な時期にに農薬散布ができます。農薬散布を請け負うヘリ会社でもドローンを導入しているところが数多くあります。
ドローンはどんな農業に向いていますか?
ドローンの機体性能は多種多様な農薬散布に対応し、高低差のある地形や大規模農地、中小規模の田畑などすべての農業において柔軟に対応できます。

AGARAS MG-1には操縦を補助する機能や農薬均一散布といった機能もあり、事前設定をしておけば楽に作業が可能です。

法規制は徐々に変わり緩和されているため、今後活躍の場が増えることは間違いないでしょう。

ドローン導入のメリットとデメリットは?
メリットは農薬散布が短時間かつ容易になること。デメリットは初期費用や事前講習です。

農水省認定ドローンは免許がなければ操縦できないため、機体価格+免許取得費用がかかり、初期投資額が最低でも250万円以上となります。農機具に比べると安価ですがある程度の規模の農地があって、長期的利用を見込んで導入していただくのがいいでしょう。

また免許取得までには3日~5日程の講習期間が必須となります。比較的時間に余裕のある時期に取得を検討してみてください。

機体購入後も定期的なメンテナンスも必要ですが弊社で長期的にサポートしております。不安な場合はいつでもご相談ください。

ドローンに興味はあるけど、やっぱり価格が……
ドローンだけなら数万円から購入できます!

ドローン自体に興味があれば、まずは産業用ではなく小型で安価のドローンを購入して試してみるのもいいでしょう。自宅で遊べるおもちゃ用としてもドローンは作られていますから、安いものなら数万円で購入できます。

本格的な導入の際には、近所の小規模の同業者と共同で導入を検討するという方法もあります。これなら現在は手撒きであったり、小・中規模の田畑であったりしても大丈夫です。

農薬散布専用ドローン導入の流れ

弊社では、機体購入に合わせて、ドローンを操縦するためのスクール講習を受講していただきます。

ここで取得できる免許は、農林水産航空協会認定のAGARAS MG-1「産業用マルチローターオペレーター技能認定証」となり、講習は座学と実技で、弊社の用意する教習施設になります。教習は主に仙台、宮城県内です。

免許取得後、機体の購入となります。免許がすでにある場合は購入だけ、購入はしないで免許取得だけ、という場合も可能です。免許がない場合は農水省認定とはならないため、機体販売はできません。

免許の有無導入内容
取得済み機体購入のみでもOK
取得なし免許取得のみでもOK。機体購入のみはできません。

弊社では、機体販売と同時に免許取得が可能なフライトスクール(実技+座学)も合わせて実施しております。

講習受講後に合わせて機体購入も可能ということから、すぐに業務に活用できます。購入後の定期的なメンテナンスにも対応して、あなたの農業をしっかりとサポートいたします。