測量・点検の現場に革命的変化! 一躍主役に躍り出る、ドローン測量

トランシットからGPS、そしてドローンへ

測量と言えば、三脚に乗った計測器(トランシット)を使い、何人もの作業員によってコツコツと計測していく作業が長い間続けられてきました。

しかし、この方法では手間と時間がかかりすぎる上、人材不足の深刻化もあいまって、より効率的な測量手法の確立が測量業界全体の課題となっていたのです。

そんな中、GPSを使った、より簡単で高精度な測量技術が近年開発され、時間と手間の大幅な削減が進んできました。

そして今、急速に広がりを見せているのが、ドローンを使った測量です。

すでに民間測量会社の3割(2015年10月時点)でドローンを所有し、現地調査などに活用しているとされ、まだまだ手探り状態ながら、測量の主役の座をうかがう存在として、にわかに注目を集めているのです。

迅速かつ安価、危険な場所もOK

ドローン測量には様々なメリットが挙げられます。

まず、従来の測量では立ち入れないような被災地や危険区域でも迅速に測量を行える点。

しかも有人ヘリコプターなどを使って測量する場合と比べて大幅なコストダウンと時間の短縮が可能になったのです。

建設工事の最初のステップである測量が、現場を選ばず、しかも迅速かつ高精度に行えることは、全体の工期短縮と品質アップ、コストダウンなどにも大きく貢献できる事から、測量をドローンで行うよう指定する官公庁やゼネコンなども今後増えてくることが予想されます。

デジタル化にも大きなメリット

デジタル化にも大きなメリット

従来の測量では、計測値を紙に記録して設計などに活用して行く方法が長い間とられてきました。

しかし、これも非常に手間と時間がかかる上、人的ミスを生んでしまう要因にもなっていたのです。

一方、ドローン測量では撮影した写真から高精度な3次元図面を自動生成し、さらにこの図面をもとに盛り土や切り土量の自動計算ができるシステムまで開発されています。

大規模造成工事の進捗把握や、土量管理などにも簡単に活用できるなど、デジタルデータを利用することには無限の可能性が秘められていると言えるのです。

データ解析はインターネット上で

ドローンで撮影した写真から得られる3次元データを活用するには、高度なデータ解析が必要です。

これも、インターネット上で簡単に処理できるサービスが登場しています。

インターネット上に開設された「3次元空間解析クラウド」というサービスを利用すれば、3D点群、オルソ画像、等高線といった3Dデータを簡単に作成することができるのです。

つまり、測量事業者側でデータ解析のための人材や機材・ソフトなどを用意することなく、高度な3Dデータを活用できるわけです。これも、紙ではなくデジタルデータを活用することの大きなメリットと言えるでしょう。

ドローン本体やカメラもさらに進化

このように、多くのメリットを持つドローン測量は、今後測量の主流になって行くのは、まず間違いないでしょう。この流れを受け、ドローン本体の進化も加速して行く事が予想されます。

あるドローン開発メーカーでは将来的には「どんな天候でも飛ばせる機体を作りたい」としており、天候に関係なくドローン測量を行える日もそう遠くはなさそうです。

また、現在ドローンに搭載されているカメラは市販のデジタルカメラが多く、高精度な測量を行うには若干スペック不足。今後は撮影精度をさらに引き上げた高精細カメラ搭載の「測量専用ドローン」の開発も予想されます。

伊能忠敬が「大日本沿海輿地全図」作成のため、17年もの歳月を費やして日本全国の測量を終えたのが1816年。それから丁度200年を経た今、測量の世界はドローンの登場により、最大の転換点に差し掛かろうとしているのかも知れません。

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