2019年1月24日、宮城県北部にある美里町の南郷高等学校に足を運び、全校生徒への講習会を行ってきました。

この講習会は今年で2年目。生徒ひとりひとりが熱心に参加してくださり、充実した時間を分かち合うことができました。

南郷高、全生徒への講習会

農業分野で活用できるドローン。農薬散布や生育調査、鳥獣被害対策など、多面的な活用法が期待できることから、次世代を担う若者たちへ授業の一環として講義を行いました。

講習会の内容としては昨年と同様です。最新のドローン産業を知っていただき、ドローンパイロットによる飛行の見学、そして全生徒に飛行体験をしてもらいました。

南郷高へ足を運んだのは、4人のドローンパイロット、そしてスタッフ。視聴覚室にて座学、体育館では実技と、学年ごとにローテーションを組み講義を実施しました。1年生から3年生という全校生徒への講習会はスケールが大きく、弊社としても内容の濃い時間を得ることができました。

ドローンによる調査分析をテーマとした座学

南郷高には、普通科のほかに産業技術科があります。この産業技術科では、実際にお米や野菜を栽培して、コンピュータを活用して情報処理技術を学んでいるそうです。

そういった点から弊社からは、ドローンを活用した水田の調査分析から産業利用について座学を行いました。

昨年秋にマルチスペクトルカメラで影したデータを映像として流しながらの講義。自分たちで栽培していることもあり、皆熱心に話に耳を傾けてくれていた姿が印象的でした。

ドローンに搭載しているマルチスペクトルカメラは、作物の生育状況や病気や害虫の可能性など、詳細なデータを記録できます。実際に栽培してきた経験と知識に、データ解析をプラスすることによって、これからの生産率や品質の向上に繋げることができるのです。講義ではそういった内容をお話させていただき、ドローンの活用で農業の可能性の広がることを知ってもらいました。

生徒ひとりひとりが体験した実技

当初はグラウンドにて実技を行う予定でしたが、大雪のため断念。体育館にて実施することとなったのです。ドローンは天候に左右されやすい―――、これを自然環境により学んでいただけました。

フライト体験では、4台のドローンを使いました。弊社スタッフだけではなく、ドローンの操縦経験もある先生にもサポートしていただき、生徒ひとりひとりに送信機を持ってもらいました。

安全のためにヘルメットを被り、操縦時間は一人3分間。生徒たちはすぐに操縦技術を身につけ、3分という短い時間ながらも楽しみながらフライト体験していました。

また、飛行中のドローンからみえる映像をステージのスクリーンに映し出し、全員で見れるよう工夫しました。空中からみえる映像の迫力さに、大きな満足感を得てくれたようです。

農薬散布用ドローンでデモンストレーション

座学、実技と終えたあとは、体育館にてデモストレーションを実施。農薬散布用のドローンを飛ばしました。

農薬散布用のドローンは、大きな機体が特徴です。体育館の中で規則的に飛び回る様子はとても迫力があったという感想をいただきました。室内で行ったので実際に散布という訳にはいきませんでしたが、水田や畑で農薬散布をするドローンをイメージできたのではないかと思います。

音を鳴らせるドローンも飛ばしました。「ワンワン」と、機体から音が鳴った時は、生徒は皆驚き不思議そうに見入っていました。業務で扱っている弊社にはない新鮮な好奇心。この気持ちを感じられ、初心に帰ったような感覚を覚えました。

また、先生方も「人命救助や害獣駆除など、これから色々な用途に使われていくのでしょうね。」と、ドローンの活用方法に興味を持ちながら話していただけたこと。これもドローン産業が発展する大きな一歩ですので、講習会を実施することの意味を見出せました。

次世代に繋げたいドローン産業

ドローン産業は右肩上がりで成長を続けています。さまざまな規制があり、法改正も繰り返される未来がありつつも、講習会に参加してくださった生徒たちが社会にでる頃には、もっとドローンが浸透していることでしょう。農業分野だけではなく、多方面で活用できるドローンをぜひ活かして欲しいと願っています。

2時間の講習会は瞬く間に過ぎ、南郷高を後にしました。それほど弊社にとっても、充実した時間をいただけたように感じられました。