DJIのドローンを使っている方は、殆どの方がDJI GOアプリを使っていると思います。
このアプリはメーカーのアプリですので、当然、使いやすく安心感もあります。

ただ、自動操縦だけがちょっと難あり。
できないわけではありませんが、それほど便利とも言えませんね。

ここでは、InspireやPhantomシリーズの自動操縦を可能にするアプリLitchi(ライチ)をご紹介します。

奥が深い自動操縦させるアプリLitchi

Litchiはとても多くの機能があります。
この記事のみですべてを説明することはできませんので、まずは、こんな感じか!というイメージだけお伝えし、次回から細かい設定方法をご説明します。

パソコンでフライトプランを作る方法

Litchiでは、PCで作成したフライトプランを同期しスマートフォンやタブレットをドローン本体とリンクして自動操縦することができます。もちろん、タブレット上で作成したプランで飛行させることもできます。
2016年7月15日現在

アカウント登録

1、Litchiのホームページを開く
https://flylitchi.com/

2、画面上のメニューから「Mission Hub」をクリック

開くと下記のような画面になります。(地図の場所に意味はありません)

3、ログイン
画面右上のログインボタンをクリック

Facebookのアカウントを持っている方は、「Login with Facebook」をクリック。持っていない方は、Emailとパスワードを登録します。

新規フライトプランの作り方

1、飛行場所の地図を出す。左上の検索ボックスに住所や名称を入力すると画面に地図が表示されます。
表示方法は地図と航空写真が選べます。

今回は仮の場所として、ドローン練習場ブーメランの表示させています。

2、左下の「MISSIONS」をクリックし「New」を選択しクリック

3、次に自動飛行させたいポイントをクリックしていきます。

右側に出るウィンドウの説明は、別途解説します。ここでは、飛行ルートの設定のイメージを見ていただければと思います。

4、フライトプランの保存
左下の「MISSIONS」をクリックし「Save」を選択しクリック

覚えやすいフライトプラン名を記入し、「Save」をクリックします。

後はこの保存したフライトプランをドローンを飛ばすときに使うタブレットやスマートフォンで読み込み、ドローンに転送すれば自動操縦が実現します。

自動飛行アプリLitchiの実証実験(DJI Inspire1とPhantom3)

3Dマッピングや測量には欠かせないドローンの自動飛行。

弊社ではDJI製のドローンを使い、自動航行のテストを繰り返しています。

使用したアプリは「Litchi」です。

前回の記事
DJIのドローンを自動操縦させるアプリLitchiの使い方

使用した機体はDJI Inspire1とPhantom3

これまでPhantom3での実証実験は何度か行い成功していました。

今回の実験ではInspire1を使用しました。
Inspire1は、Phantom3と比べ、搭載するカメラを変更できるというメリットがあります。

Inspire1に標準で搭載されている「ZENMUSE X3」、Inspire1 Proに搭載されている「ZENMUSE X5」その上位の「ZENMUSE X5R」。
弊社で所有しているのは、「ZENMUSE X3」「ZENMUSE X5」のみですので、これらを使って今後も実験を続けます。

ルートは単純。ドローン練習場ブーメランを行ったり来たり

ミッションハブの画像

飛行ルートは単純です。
約80mの縦ラインを8m幅で飛行させるだけです。

Litchiの設定

  • 高度:30m
  • Speed:5.0km/h
  • Curve Size:0m
  • Heading:0°

実証実験は大成功

LitchiのHPの上部メニューにあるMission Hubでルートを設定しました。
速度等もPCで設定しています。

そのデータを現場でタブレットに読み込みます。

距離:382m 時間:6minと表示されています。

操作方法はInspire1であってもPhantom3であっても何も変わりません。

ルートの設定や保存、現場での読み込みが問題なければ自動航行は実行されます。

今後の課題

機体が変わっても自動航行には問題ありませんでした。

今後は、同一の条件で使用する機材を変えデータを取りたいと思います。
カメラ設定、カメラ自体の変更、速度、撮影角度などなど。

測量や平面な場所だけとは限りません。
当然、高低差のある場所の測量が必要になります。

高低差のある場所では飛行ルートが非常に重要になるので、他の機器による目算も含めテストを続ける予定です。

ある程度、実証実験の結果がまとまればレポートとして公開します。

追伸

産業用には様々なドローンがあります。

弊社では測量分野以外にもインフラ調査など産業分野で利用ができる機体を実験しています。

最近ではDJI MTRICE100に全方向の障害物検知機能を持たせカメラを搭載しています。
搭載するカメラはズームカメラや赤外線カメラに変更することで調査分野での活躍を期待しています。

非破壊検査にも利用できないかな?と模索中です。